「本当に揚げていないのですか?」
そんなお声が絶えない揚げないからあげ
「調理に油脂を使わない」だけに終わらない焼きフライ
油(脂質)は大切な栄養素のひとつですが、炭水化物やたんぱく質よりもカロリーが高く、摂り過ぎると健康に悪影響を及ぼすこともあります。実は脂質は、肉や魚、大豆などの野菜にも含まれており、調理に油脂を使わなくても脂質を摂ることができます。そして、一般的な加工食品の多くにも、加工しやすくしたり見た目をよくしたりするために油脂が使われており、知らないうちに脂質を摂りすぎてしまう原因になりかねません。
皆様がご存じのように、鈴木その子は調理に油脂を使わないノンオイル調理により、オリジナリティあふれる美味を生み出しました。単に油脂を使わないことだけが目的ではなく、その根底にあったのは、健康によい上に美味しいメニューを通して皆様に幸せを届けたいという想い。油脂を使えば簡単に安価で完成するメニューでも、油脂を使わないのはもちろんのこと、吟味した食材を使い、手間と工夫を惜しまず、丁寧につくりあげていました。揚げていないのに揚げているような大きなエビフライも、そのひとつ。レストランの人気メニューとして話題を呼びました。
国産の鶏むね肉の美味しさを生かす工夫
まるで揚げたかのような焼きフライと同じく、「健康に気を遣っていても揚げ物を食べたい」というお声にお応えする総菜として、SONOKOでは2種類のからあげもお届けしています。どちらも産地や味を吟味して選んだ国産の鶏肉を使い、皮や脂身を手作業で丁寧に取り除くところからスタート。鮮度を損なわないうちにカットします。素材本来の食感や旨みをできるかぎり生かしたいから、増量目的の大豆たんぱくも、結着性を高める“つなぎ材”のリン酸塩(Na)も、食感をよくするための加工でんぷんも、調味料(アミノ酸等)などと表示される添加物の調味料も一切使っていません。
そのため、素材同士のつなぎや成形、調味料の組み合わせや隠し味、火加減の調整など、すべての工程においてSONOKOならではの手間と工夫が詰まっています。
竜田揚げのような食感を実現
食べごたえがありお子様のお弁当のおかずとしても大人気の「揚げないとりから」の深いコクは、たまり醤油、青森県産にんにく、しょうがなどでつくったタレに鶏もも肉を一晩じっくりと漬け込んでいるから。衣をつける直前にもう一度タレを表面に和えているので、表面と内側に味の差が生まれ、表面のタレの甘さを先に味わっていただけます。
さっぱりとした味わいが魅力の「揚げないむねとりから」は、塩麹がタレの決め手です。硬くてぱさぱさすると感じる方もいらっしゃる鶏むね肉を、塩麹やしょうがを使ったタレに漬け込むことで、しっとりとやわらかな肉質に。味も中までしみ込みます。
丁寧に下ごしらえを重ねた2種類の美味しい鶏肉にまとわせるのは、コーングリッツ、上新粉、片栗粉でつくった衣。複数回に分けてまぶしながら蒸すように焼き、最後の焼きを入れる直前にもまぶしてから一気に焼き上げ、竜田揚げのようなサクサク食感に仕上げています。
肉そのものの旨みも、タレの風味も、揚げたような食感も。すべてにエピソードが詰まった、まるで美味しい物語のようなSONOKOのからあげには、「本当に揚げていないのですか?」というお声が絶えません。