今も受け継がれる、手づくりの製法。もっともこだわったのは“自然な美味しさ”でした
トキノ時代のジャム。いちごジャムとオレンジジャムは当時、大人気でした。
始まりは、天然の素材のみを使った安心で美味しいその子のジャムづくり
幅広い人たちと交流があった鈴木その子のもとには、多くの果物の贈り物がありました。そのたびにその子がよく行っていたのが、果物を丁寧に下処理し、風味を損なわず美味しく仕上げるジャムづくり。その経験はトキノでのジャムづくりにも大いに活かされました。もっともこだわったのが、食品添加物は一切使用せずに天然の素材のみを使うこと。昨今のジャムは保存性を高め、とろりとした食感を生み出すために、pH調整剤や増粘剤、クエン酸などの酸味料などを使用します。しかしその子は“天然の保存料”である砂糖を多めに使うことで保存性を高め、甘みを凝縮したつやのあるジャムをつくり上げました。パンに少量を塗るだけで満足感が得られるトキノのジャムは、当時大きな人気を博しました。
北海道みるくジャムの製造現場。職人が一つ一つ手づくりしています。
現在も吟味した国産の素材を使い、丁寧に煮詰めています。
素材を吟味し、食品添加物を加えず、手づくりで仕上げる製法は、現在のSONOKOのジャム製品にも受け継がれています。例えば「北海道みるくジャム」では、除草剤・化学肥料を使わない土壌の草を食べて自由に育った牛の乳を使用。熟練の職人一つ手作業で瓶に詰めています。SONOKOのジャムはパンに塗るのはもちろん、フルーツにかけたり飲み物に入れたりしても美味。さまざまな使い方で充実したお食事をお楽しみください。