白肌は絶対おトクよ!
1990年代に「美白の女王」と呼ばれ、美容研究家としても一世を風靡した鈴木その子。
「美白」「白塗り」のイメージが先行する中で、皆さんに真に伝えたかったこととは⁉
著書『その子の美容革命 白肌は絶対おトクよ!』から、鈴木その子のメッセージをお届けします。
鈴木その子も愛用した、初代エッセンス ステップ1
無理な日焼け、美白はナンセンス 自分本来の肌こそ、一番美しい
同じ日本人でも肌の色には個人差がありますが、自分本来の肌色を生かさず、無理やり肌を焼いたりすることは不自然です。反対に、何とか透明感のある美しい肌になりたいという思いから、間違った化粧品を使い、かえって肌を傷めてしまうケースもあります。
こうした人たちに、どのような肌色でもカラダの中からしっとりと美しい素肌をつくることができることを伝えたい。誰だって美しい肌になれるのです。
普段からごはん中心の正しい食生活を送り、紫外線などの外的刺激から肌を守るように心がけていれば、自然と肌は明るくなります。そして、それこそが「その人本来の美しい肌」なのです。
目指す美肌は、しっとりうるおってツルツル、すべすべの赤ちゃん肌
私が皆さんに美白を提唱しているのは、それが美しい肌をつくるためにかかせないことだからですが、そもそも美しい肌とは、どのような肌でしょう?
それはシミがなくて、きめが細かく、ツヤがあってみずみずしく、うるおいのある肌。こういう肌は、触ると赤ちゃんの肌のようにツルツルとしてなめらかです。
触るとやわらかく、指で押してもつまんでも、すぐにもとの状態に戻るようなハリがあり、血色の良い肌。女性にとって理想的な美しい肌とはこういう肌です。
本当に美しい肌は健康なカラダからしか生まれません
透明感のある美しい肌を手に入れるためには、決して肌をゴシゴシこすったり、強く叩いたりしていじめてはいけません。やさしく扱うことが何よりも大切です。
また、食べ物も自分のカラダを維持し、健康に働かせるためのものであり、一生大切に守り続けるためのものです。あれこれと肌をいじめてしまう前に、皆さんにぜひやって欲しいのは、透明感のある明るい肌を生み出せる健やかなカラダづくりです。
本当に美しい肌は、健康なカラダからしか生まれません。どんなに良いスキンケア用品もファンデーションも、健康なカラダの持ち主でなければ、その効果が半減してしまいます。
私が常に「美しい肌は“食”と“睡眠”から生まれるのよ」といい続けていたのもそのためです。
「もう一人の自分」を喜ばせて生きる力で、明日の自分を美しく
美しい肌を手に入れることは、美しいカラダを手に入れること。透明感のある美しい肌になるための努力がカラダ本来の働きを整え、「もう一人の自分(自律神経)」を喜ばせることにつながるのです。
生きていることは変化していくことです。シミのある人が亡くなれば、そのシミを消すことはできませんし、黒く日焼けした肌を明るく変えることもできません。
しかし、生きていれば変化できます。生きている限り希望があるのです。生きる力を利用して、明日の自分を美しくつくり変えていく。美しい肌は、自分自身が未来に希望を持って、健康で生きていく結果、生まれるものなのです。