こだわりの有機野菜や果実を
惜しみなく使ったSONOKOの調味料
農薬などの化学物質に警鐘を鳴らした鈴木その子
鈴木その子が初の著書である『やせたい人は食べなさい』で、農薬などの化学物質への警鐘を鳴らしたのは40年以上も前のことです。
栽培方法にまで気を配って農産物を選ぶ人が増え、有機やオーガニックという言葉が身近になった今でも、有機農業の割合はごくわずか。
有機JAS認証を受けるには、農薬や化学調味料を使わないことを基本とした有機的な栽培を3年以上続けることが条件で、畑の管理はもちろん書類や機械の細かいチェックが必要です。
有機栽培を始めた後も、天候不良や病害などにより、安定した収穫が見込めるわけではありません。
このように農家さんにとって効率がよいとはいえない有機栽培で生産された、とても貴重な農産物をふんだんに使ったSONOKOの調味料が、「スパイス香る熟成ウスターソース」や「その子トマト」です。
5種類の野菜と果実の恵みが生きたウスターソース
料理にかけるだけでなく、料理を風味豊かに仕上げる隠し味としても活躍する「スパイス香る熟成ウスターソース」には、国内の契約農家が栽培した5 種類の有機野菜と果実の恵みが生きています。
原料の中で大量に確保するのが最も難しいのが、有機トマト。手間ひまかけて育てても、3分の2は収穫できないといわれるほど栽培が難しく希少です。
SONOKOのソースに使っている有機トマトは、支柱を立てずに地這いという方法で育て、真っ赤に熟してから収穫しています。
地面を這わせるようにしてトマトを生育させる地這いは、地面は湿気が多く手入れもしづらいのですが、地這いこそがトマト本来の自然な状態ともいえます。
ソースに入れる果物として一般的なりんごではなく、有機みかんを使っているのもSONOKOならでは。
みかんとりんごは糖度や酸味のレベルは似ているものの、みかんを入れると味のバランスがぐんとよくなることに気づいたからです。
このようなこだわり素材が持つ自然な旨みと甘みを大切に生かし、化学調味料やエキスを使わず、のべ11種類のスパイスで味を引き締めたのが、「スパイス香る熟成ウスターソース」です。
粉砕されたスパイスは時間とともに酸化し香りが弱まりますが、原形のまま仕入れ、製造の直前に粉砕して入れるので、香りのよい状態でソースにブレンドされるのが特長。
じっくり熟成させることで素材同士が仲よくなじみ、やさしい風味の中にもスパイスが香り立つSONOKOだけのウスターソースが完成します。
希少な有機トマトを80%以上も使ったケチャップ
希少な素材である完熟した有機トマトを80%以上も使った「その子トマト」は、トマトの凝縮された旨みと甘みの中にやさしい酸味が漂う、SONOKOならではのケチャップです。
何度も試作を重ね、トマトの自然の美味しさを損なわないよう、理想的な調合バランスを追求しました。
トマトを丁寧に裏ごしたペーストやピューレは、とてもなめらかな舌ざわりが自慢。寝かせておくことで旨みを引き出した有機玉ねぎと有機にんにくを合わせ、天日で乾燥させた原塩や国内産の粗糖と麦芽水飴を加え、のべ9種類をオリジナルブレンドしたスパイスでコクと香りを出しました。
有機トマトの栽培事情は常に変化しているため、品種や産地の定期的な見直しが欠かせません。さまざまな産地の情報に気を配り、ブレンドを調整しながら、美味しい調味料をいつも変わらずお届けできるよう努めています。
スパイス香る熟成ウスターソース
料理の隠し味にも活躍