「ダイエット中でも揚げ物が食べたい」
そんな声に応えた鈴木その子の想いを継承
SONOKO特製パン粉を使った焼きフライシリーズ
幼少期からの料理研究と体験から生まれたノンオイル調理
昭和時代の銀座。鈴木その子が開いたレストランでは、こだわりとオリジナリティにあふれる料理を提供していました。話題を集めたメニューの一つが、大きな大きなエビフライ。誰もが舌鼓を打つ美味しさの上、油で揚げずに焼き上げた、ノンオイル調理によるエビフライだったからです。
鈴木その子は幼い頃から料理好きで、台所を遊び場に育ち、家を訪れる多くの来客に手料理をふるまっていました。やがて、美食家だった母の健康問題に直面。さらに愛息を摂食障害で失った経験から、正しい食生活のあり方を実践的かつ理論的に裏付ける研究を始めました。体感的に得ていた食への考えに加え、食品化学科で学んだ知識も生かして、まったく新しい独自の創作料理を考案。その料理を世に問うレストランを開いたのです。
美味しい上に健康的という評判はあっという間に広がり、毎日行列ができる人気店になりました。
油脂を使わないだけでなく味にも妥協を許さずに開発
鈴木その子のノンオイル調理は、単に油脂を使わないことが目的ではなく、ごはんに合う美味しくてカラダにやさしいおかずをつくるためでした。
同じ食材でも、調理法や味付け次第でカロリーは大きく変わります。例えば肉類の調理では、産地や飼育法、美味しい部位や食感などを吟味。不要なアクや脂身を手作業で丁寧に取り除き、鮮度を損なわないうちにカットします。食感や発色をよくする添加物も、化学調味料も一切不使用。調味料の組み合わせや隠し味など、見た目ではわからない工夫を惜しまないことで味に深みを出し、火加減を繊細に調整することで、ノンオイル調理でもパサパサしていない、とびきり美味しい料理の数々を誕生させたのです。
そして、ノンオイル調理の中で最も画期的ともいえるのが、レストランで人気のエビフライに代表される焼きフライ。「健康に気を遣っていても揚げ物が食べたい」という声が、メニュー考案のきっかけでもありました。
鈴木その子みずから工場に足を運ぶほどこだわったパン粉
フライといえば油で揚げるものと誰もが考える中、鈴木その子の揚げないフライは、「フライなのにもたれずに美味しい」と初めて食べた人を驚かせました。揚げないフライを再現しようとパン粉にバターを入れて焼くといった試みをした雑誌もありましたが、鈴木その子の料理とはまったく別物でした。
そんな格別の美味しさを握るカギこそが、鈴木その子がみずから工場に視察に訪れるほどにこだわって考え出した秘伝のパン粉です。一般的なパン粉と違い、揚げるのではなく焼いたときの食感や風味を見越して開発しました。「焼くだけなのにどうしても同じようにできない」と何度も調理にトライしてはギブアップする会員様が多くいらっしゃったことからも、揚げないフライの人気やパン粉の重要性がおわかりいただけることでしょう。
現在の焼きフライシリーズの衣には、SONOKOの特製パン粉を使用。短時間での発酵を促すイーストフードや不要な食品添加物は一切使わず、昔ながらの素朴な食パンを丸ごと粉砕しています。
このたびリニューアルした「焼きフライ 海老クリームコロッケ」には、衣のサクサク感を楽しんでいただけるよう、パン粉をローストしてから付けるというこだわりも詰まっています。鈴木その子がノンオイル調理やパン粉にかけた情熱に思いを馳せながら、ぜひ一度ご賞味ください。