鈴木その子が間食として好んで食した
満足感をもたらす甘味あふれるあんこ
間食として和菓子をこよなく愛した鈴木その子
規則正しい1日3食に加え、エネルギーの補給や食事のドカ食い防止のため間食を提唱していた鈴木その子が、特におすすめしていたのが、材料に油脂類を使わず、糖質を美味しく摂取できる和菓子です。みずからも和菓子を愛し、自身が1日に食べる量として「大好物である餅菓子(和菓子)を5個前後、食べます。」と記していたほど。間食1回につき、おまんじゅう1個か飴玉2個が目安とも述べています。
鈴木式食事法は粗食が基本ですが、同時に「粗食だからといって、まずくてはいけません」と明言しており、吟味した材料から創意工夫あふれる甘味のレシピも生み出していました。「トキノあん」と寒天でつくる“あんこ玉”や、松坂屋銀座店に行列をつくったおはぎを懐かしく思い出す方もいらっしゃることでしょう。
口の中いっぱいに風味が広がる「北海道産ゆであずき」
小豆は本来、寒さに弱い農作物ですが、梅雨がない北海道では、古くから栽培がさかん。品種や栽培技術の改良も進んでいます。また、発育期に少しずつ低下する気温や昼夜のほどよい温度差で、良質なでんぷんがじっくり蓄積されたほっくり甘い小豆が育つといわれています。
SONOKOの「北海道産小豆のゆであずき」は、北海道産小豆を糖蜜に8時間以上じっくり浸け、蒸気で炊き上げています。粒感を残しながらも皮が硬くなりすぎないように、各工程の時間を丁寧に微調整しているのも特長。豆類は健康に影響する耐熱性菌などが含まれているため、細心の注意を払ったとても衛生的な環境で製造しています。
近年の市場には低糖質を謳うあんこもありますが、実は砂糖は他の糖よりもしつこくなくキレのある甘さ。SONOKOでは、しっかりした甘さの和菓子は少量で満足感をもたらしエネルギーも補給できるという鈴木その子の考えを受け継ぎ、人工甘味料や食品添加物を使わず砂糖だけで甘味をつけ、少量の塩で引き締めています。トッピングとしても、そのまま食べても美味しいあんこは、噛みしめると口の中いっぱいに広がる小豆の豊かな香りを存分にご堪能いただけます。
生地にも桜葉にもこだわり抜いた「桜葉薫る道明寺」
SONOKOの和菓子は、あんこ以外にも手を抜きません。「桜葉薫る道明寺」の生地である道明寺粉は、国産のもち米を丁寧に水洗いしてから蒸すことでもち米特有の甘さを抑え、
北海道産小豆の粒あんとバランスのとれた味わいに。
北海道産てん菜のグラニュー糖を加えてあっさりした甘さに仕上げた生地で粒あんを包んだ後、塩水に浸けた静岡県産の桜葉を一枚ずつ手作業で巻きます。
国産の桜葉を確保するのは容易ではありませんが、丸ごと安心して味わっていただきたいという想いを理解してくださる生産者さんのご協力で実現。春以外にもお召し上がりいただきたいから、
あえて桜餅と名付けず、一年を通してお届けしているのもSONOKOのこだわりです。
職人が発酵の具合や温度を丁寧に見極めた「北海道産小豆のもっちりあんまん」、油脂やイーストフードを使わずに焼き上げた「極み粒あんぱん」などもSONOKOの厳しい基準でつくられています。
春はすぐそこ、鈴木その子が愛したひなまつりに思いを馳せながら、SONOKOのあんこや和菓子をお楽しみください。