腸内菌は生後数週間で腸に定着。大人になってから入る菌は定着できません。
「腸内菌」活性生活
腸は働きもの。
1つの臓器で、7役をこなす。
大腸の働きは便をつくるだけではありません。上記のように、1人で何役もこなし、そしてさらに、
ここから全身に回る血液に栄養も渡すので、血液の質を左右する場所でもあります。
大腸は、全身の美しさ、健やかさに深く関わる重要な器官なのです。
きれいな血液で細胞が元気に
生まれ変われば、
若々しさをキープできる!
からだの生まれ変わりと血液
からだは日々生まれ変わっています(脳以外)。細胞が入れ替わるときに新しい細胞の質を決めるのは何でしょう?
私たちが食べた物は、分解されると腸で吸収され、血液にのって全身にまわりますが、腸内が汚れていたら、その汚れも血液に入り込むことになります。
腸が美しい人は、血液がきれい。栄養を取り入れて血液の質をきめる腸の状態が、全身の細胞に影響を与えています。
若さ&健康は腸から。
「腸内菌」を活性化して、
腸内環境を整えましょう!
1Check Point腸内菌とは?
腸内には100種類ほどの細菌が住んでいて、カラダに有用な働きをする「善玉菌」と、有害な働きをする「悪玉菌」、そして勢力の強い方に味方する「日和見菌」の3種類に分けることができます。
腸内環境と腸内菌
腸の中では、常に「善玉菌」と「悪玉菌」が縄張り争いをしています。腸内環境の良さはこの腸内細菌のバランスできまります。善玉菌20%以上、悪玉菌10%未満、日和見菌70%未満の割合が健康的といわれています。
善玉菌が健康をサポート
善玉菌は、腸の免疫にとても重要な役割を担っています。乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌たちは、腸内環境を清浄で健やかな状態に整え、ときには腸の免疫細胞と協力して外敵の排除をサポート。腸の中の善玉菌が、健康な人生をおくるカギを握っているのです。
善玉菌
乳酸菌・納豆菌・
ビフィズス菌など
- ● ビタミンや酵素を作る
- ● 消化吸収UP
- ● 免疫力を高める
悪玉菌
ウェルシュ菌・
黄色ブドウ球菌など
- ● 腸内腐敗
- ● 毒素やガス発生
- ● 発がん性物質を作
2Check Point善玉菌を増やすには?
微生物の働きで発酵させた味噌、ヨーグルトなどの「発酵食品」は腸内環境改善に役立つと言われています。発酵食品に含まれる善玉菌の一部は腸に届き、また、胃酸に負けて途中で菌が死んでも、その細胞壁が腸内に常在する善玉菌のエサとなって、善玉菌を活性化させるのです。
「私には私の菌」。
まずは自分の善玉菌を元気にさせることが腸内環境改善の近道です!なぜなら…
「私の菌」が腸内で縄張りを守っていて、後から来た菌は仲間に入れないからです。
「生きたまま腸に届く」
乳酸菌が力を発揮できない理由
「生きて腸まで届く乳酸菌」や「乳酸菌○○億個」と、わずかでも腸に届くように考えられた製品が売られています。ところが、外から入った乳酸菌のほとんどが、腸にたどり着けても定着できず、外に「排出」されてしまいます。
実は、私たちの腸内にはすでに何種類もの乳酸菌が住み着き、自分たちの縄張りを守っています。そこへ入ってきた「よそ者」はなかなか仲間として受け入れてもらえず、定着させてもらえない場合が多いのです。 もし体質改善に乳酸菌の力を借りたいなら、自分の中の乳酸菌を元気にすることが最善の道です。
3Check Point私の菌を育てよう!
腸内菌は生き物。
エサを与えて増やそう!
善玉菌のエサになるのは、昆布等の海藻類や豆類、芋類などに含まれる水溶性食物繊維です。また、小腸で吸収されず大腸にまで届くオリゴ糖は乳酸菌・ビフィズス菌の大好物。オリゴ糖ははちみつや大豆、味噌やみりん等にも含まれています。
私の菌をたすける
「乳酸菌生成エキス」
善玉菌の1つ、乳酸菌は、ヨーグルトや乳酸菌飲料などで多くの方に愛されていますが、いま注目を集めているのは乳酸菌が発酵の最終段階で分泌する「乳酸菌生成エキス」です。乳酸菌生成エキスは仲間の善玉菌を応援し、悪玉菌が住みづらい環境に整えるといわれています。