美しい肌は腸から
「肌は腸の鏡」
〜東洋医学「肌=腸」の思想〜
東洋医学には「肌=腸(はだちょう)」という言葉があり、肌は腸の状態をうつしだす鏡、と考えられています。食べた物は分解されると腸で吸収され、血液にのって全身にまわりますが、腸内が汚れていたら、その汚れも血液に入り込むことになります。
腸が美しい人は血液がきれい、それが肌にも表れるのですね。
脳、自律神経と連携している「腸」
体温調節や消化吸収、睡眠、食欲や不安感情まで、心とからだをコントロールする「自律神経」。その働きは脳の一部、視床下部という場所で行なわれます。最新の研究で、腸の情報は脳にすぐ伝わり、腸が自律神経に影響を与えることがわかっています。
例えば、腸内環境が悪くなると自律神経が乱れ、また、脳がストレスを感じると便秘や下痢が引き起こされます。
腸内環境が良好だと血液の状態も良くなるだけでなく、自律神経が整って、肌のターンオーバー(生まれ変わり)が安定する…つまり、わかわかしい肌を維持するにはやっぱり「腸」が肝心、ということになります。
健やか美人への道毎日の食を見直して、「腸美人」をめざしましょう!
健やか美人への道
毎日の食を見直して、
「腸美人」をめざしましょう!
「腸美人」をめざしましょう!
悪玉菌が元気になる食事!?
腸内環境の良さは腸内細菌のバランスできまります。
腸内には善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3タイプがおり、善玉菌20%以上、悪玉菌10%未満、日和見菌70%未満の割合が健康的と言われています。毒素を出し、臭いガスをつくる悪玉菌よりも、善玉菌が優位なほうが腸内環境は良好になります。
しかし、現代の食事は油脂や添加物が多いため、悪玉菌が優勢になりやすいようです。
腸の老化を防ごう
ファーストフードやスナック菓子、お肉中心の洋食など、油脂や食品添加物の多い食事を続けていると、悪玉菌が増えるだけでなく、腸老化も加速します。腸の専門家によると日本人の腸の老化は予想以上に進んでいて、実年齢20代で腸年齢70代、なんていう例も…。
腸が老化すると免疫力も下がります。
腸を若く美しく保つため、油脂の少ない、食品添加物をなるべく排除した食品を選びましょう。