SONOKO式献立 真の価値
「丁寧に生きる」をテーマに、瀧本範子が30数年ぶりに実行
4 週間献立で、一食一食を大切に、人生と向き合う時間を。
献立は、鈴木その子の食への想いと味に再び触れるよい機会。
未経験の方は一度実行すればその価値をきっと体感できるはず。
- 瀧本:私と献立の思い出は、40年以上前にさかのぼります。きっかけは、六本木のレストラン「トキノ」。美味しいものが大好きだった私を、先輩が連れて行ってくれました。「トキノ」でいただいた料理は、伝統的な家庭料理をベースにした、心が落ち着くような懐かしくてやさしい味。その美味しさに感動して以来、頻繁に足を運ぶようになったんです。
- 宇田川:レストランでは講習会も開催されていたそうですね。
- 瀧本:私も参加していました。鈴木その子が教える正しい食のあり方や食の理論、健康になるための食事法に全員が真剣に聞き入り、励まし合いながら実行していた光景は今でも忘れられません。
- 宇田川:当時はまだ4週間献立が誕生していなかったと聞いています。
- 瀧本:はい。週に1回の講習会が区切りという感覚で、その頃の献立を受け継いだのが、1週間の「スタンダード献立セット」です。鈴木その子の味がいろいろな献立セットになり、全国の皆様がご自宅で召し上がれるようになったのは、当時からすれば夢のようなことです。
- 宇田川:お客様にもよくそう言っていただけます。献立の味は、SONOKOのすべての食品のベースでもあります。
- 瀧本:レストランでの講習会は週に1回でしたが、月4回の間に結果を出して報告し合うというペースでした。この月4回の考え方が、「4週間完全実行献立セット」の原点といえます。でも、この頃の私は献立をまだ実行していませんでした。鈴木その子は「あなたも献立をしてみたほうがいいわよ」とよくおっしゃっていたのですが…
- 宇田川:その子先生はなぜ瀧本さんに献立をすすめられたのですか?
- 瀧本:私のカラダはもちろん、食生活や暮らし方までも的確に見抜いていたのでしょう。「30代は人生で一番いい時代なのに、こんなふうでどうするの?」と心配を込めながらすすめてくださいました。でも、その頃の世の中は今よりもずっと華やかなムードで、私は仕事が忙しく不規則な生活で、外食も多い。決められたとおりにきちんと食べるなんてとてもできないと思い、実行しなかったんです。
- 宇田川:そんな瀧本さんが初めて献立を実行したのはいつですか?
- 瀧本:30年以上前、30代の終わりに、体調を崩してしまったときです。そのとき、献立をすすめてくれた鈴木その子の言葉が私の脳裏に浮かんだのは言うまでもありません。自宅で安静にしなければならない私のもとに献立が届き、1カ月間きちんと続けました。
- 宇田川:初めての献立実行ですね。いかがでしたか。
- 瀧本:今のこんなに元気な私をご覧いただければ、充分におわかりいただけますよね。健康を取り戻した私は、鈴木その子のそばで働くようになりました。
- 宇田川:私の初めての実行は、1週間献立でした。いろいろと組み合わせて、楽しみながら8週間続けました。「ただ食事をするだけで、満足感もあるのに、こんなにスッキリするのか」と驚きました。
- 瀧本:実行してみると、献立の価値がわかりますよね。
- 宇田川:「4週間完全実行献立セット」は、1週間の献立を経験した後に実行したので、結果を信じて穏やかな気持ちで続けられました。
- 瀧本:私は昨年6月に、30数年ぶりのチャレンジを決断。鈴木その子時代を知る人ならご存じの豊田さんを思い出し、「令和の豊田さんになろう!」と自分を奮い立たせました。「TOKINO G.G」と「荘水」にも頼りながら、「4週間完全実行献立セット」を続けて1年近く。お正月はちょっと“緩めて”しまいましたが、すぐに取り戻しました。以前の私とは印象が大きく変わったと思いませんか?
- 宇田川:驚くばかりです。瀧本さんのようなスッキリという結果以外に、新しい味に出会えるのも、献立の醍醐味の一つですよね。
- 瀧本:わかります。私の普段の食生活はSONOKOがベースですが、好きなものだけを選びがちでした。でも「4週間完全献立実行セット」は、驚くほど豊富なメニューの中に、たくさんの美味しい発見があります。
- 宇田川:「からだ想いの鶏スープ」は、「4週間完全献立実行セット」で出会ってからは大好物に。今は自宅につねにストックしています。
- 瀧本:私は「国産真さばの味噌煮」を初めて食べて感動しました。すると「味噌を白いごはんにかけると絶品」と会員様が教えてくださいました。
- 宇田川:それは美味しそうですね! 私は、1週間の献立セットでも驚きましたが、「4週間完全献立実行セット」はまた別の価値があると感じました。
- 瀧本:朝昼夜のバランスや前後の日のつながりが4週間という長いスパンで考えられているからでしょうね。正しい食のリズムも身に付きやすく、バラエティ豊かなメニューを楽しめます。私も「どうしてこれまで1週間の献立ばかり実行して、『4週間完全献立実行セット』から遠ざかっていたのだろう」と悔やしくなったくらいです(笑)
- 宇田川:献立の実行は、夏を迎える前が好機。すでに経験した方はもちろん、未経験の方も、ぜひ一度試していただきたいですね。
- 宇田川:コロナ禍により、外出や外で複数人とお食事をする機会が大幅に減り、以前より献立を実行しやすい時流になりました。とはいえ私は仕事を兼ねた会食も必要なので、SONOKO式を意識して食べ、次の日からまた献立を始めるというふうに続けています。
- 瀧本:家で過ごし、さまざまに考えを巡らせて気付きを得た人も多いはず。私は「時間は有限。大切に生きなければ」という思いを強くした結果、一食ずつを大切にする気持ちが生まれ、「丁寧に生きる」につながりました。食事に向き合うたびに、鈴木その子が伝える味だけでなく、正しい食べ方で健康になってほしいという彼女の想いにも触れています。
- 宇田川:その子先生の食の理論からは、摂食障害で失った息子さんへの気持ち、ひいては多くの人を救いたいという願いを感じます。
- 瀧本:華やかな事業家や美容家としてのイメージも強い鈴木その子ですが、その根底には、慈悲の心が満ちていました。私たちスタッフの“まかない”も、一人一人の量を変えて用意されていたほどです。
- 宇田川:貴重なエピソードですね。その子先生の理念を受け継ぎ、これからも皆様の健康で豊かな人生のために全力を尽くしてまいります。
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