SONOKO懐かしのアイテム

保科 他の弟子たちと4年ほどその子先生と寝食を共にした私が知るその子先生は、努力を重ねる方でした。早朝から深夜まで人の何倍も働いていました。

瀧本 鈴木その子直筆のサイン本には「仕事は自分のためにすること 正しい心ですること」とあります。それを体現するように、テレビ出演や執筆が増えても、料理や研究は決して手をゆるめなかった。

保科 人との縁も大切にされていました。皆様やスタッフなど500人以上を家に泊め、料理をふるまい、話す時間を常につくっていました。弟子が食事の用意をするのが普通なのに、その子先生は逆。忙しかったあの時代、私たちがどんなに働いても元気でいられたのは、その子先生がいつも食事をつくって食べさせてくれたからだと思います。あの伝説の豊田さんの変わりようも間近で見ました。

大石 社員一人ひとりのことを、言葉はそれほど交わさずとも何を考えているのかとてもよくわかってくださっていました。松坂屋銀座店で働いていた当時、美味しい夕食を届けてくださっていた深いやさしさと心配りも忘れられません。一人ひとりに合わせた食事を用意してくださり、渡し間違えると叱られていたというのも懐かしいエピソードです。

竹内 私は皆さんよりその子先生とのご縁が遅いので、そんな逸話に感動するばかりです。私が記憶しているその子先生は、常にたくさんのことに気づかれる方で、その場ですぐに指導してくださる方でした。

瀧本 「鈴木その子やトキノといえば」という品は誰にでもあると思いますが、私にとってはGGですね。

大石 同じくGGです。私自身が摂り続けているということもありますが、いろいろな方が元気になったのを目の当たりにしていますし、もう一人の自分の存在を知り、その子先生の著書で自分の疑問がとけた衝撃や感動がすべてGGにつながっています。

保科 私の場合は品物ではないのですが、その子先生にご縁をつくっていただいた「夫」です(笑)私の性格をすべて把握した上で、私への遺言は「彼を大切にするのよ」でした。

竹内 娘の健康を取り戻すきっかけになったスタンダード献立は、私にとってその子先生とのかかわりの原点ともいえます。そしてGGです。最初のうちはGGをすすめられたことはなかったのですが、娘の状態が落ち着いた頃にすすめていただき、摂るようになったらすっと調子が整ったんです。

瀧本 鈴木その子を「第二の母」と慕う人が多いのは、さまざまな教えや愛を授けてくれたから。私にとっては「愛の心で生きる」姿を教えていただいた人生の師匠にほかなりません。

大石 普通なら見落としてしまうような物事の原点を捉える力とすぐれた推察力があり、万能な方であると同時にとても愛情の深い方でした。

保科 太陽のような存在です。たくさんのエネルギーを与えてくださいました。細いお身体からは想像できないほど手が温かく、ハートも熱かったです。嫁入り道具をはじめ多くのものをいただきましたが、それ以上に「目には見えない大切なもの」を教わりました。亡くなられたときは太陽が沈んだ寒さを感じました。

竹内 娘が辛かった頃、わが家は本当にひどい状態でした。先生にはひと言では言い表せないほど感謝でいっぱいで、神様のような方だと思っています。

瀧本 もし今も鈴木その子が存命だったら、留守の間のすべてを報告し、現在の状況についてもすべて指南を受けたいです。以前と同じように。

大石 「21世紀は大変な時代になるよ」とその子先生が話していたとおり、世界は紛争や異常気象など不安定な状況にあります。幸せに生きるその時々の知恵などをさらに深く仰ぎたいです。

保科 ご存命なら92歳。理論も時代とともに進化しているはずですから、糖質制限を信じる人にどんなメッセージを送るかも含めて、最新の理論をうかがいたいですね。それから私は自分のカラダで実験をしていて、50代でフルマラソンに挑戦し、64歳の今も進化と成長をしていると感じています。ハーフマラソンで1時間56分の自己ベストも出せました。その子先生の“妥協しない行動学”とSONOKO式による健康があるからこそできたことだと思っていますが、これについてその子先生からご教示をいただきたいです。

大石 たしかに保科さんは今も本当に元気です。

竹内 販売員として私の残りの時間をどのように皆様のお役に立てることができるのかをご指導いただきたいです。

瀧本 鈴木その子は21世紀の状況をまるで見通していたかのようで、今まさに“答え合わせ”をしている最中。大変な時代ですが、鈴木その子が伝えてきた本質は変わりません。それを受け継ぎ、安心して食べることができ、使うことができるSONOKOの製品を通して皆様に幸せを届けなければと胸に刻んでいます。先日より誓い新たに献立実行を始めたところです。

大石 「生きることは変わること」「5年先10年先を考える」というその子先生の教えを日々思い出しています。これからも、著書を読んだときに私が思い描いていた未来の自分を忘れずに、SONOKO式を実践していきます。そして、人生の基盤となる健康を守ることの重さと、それが巡り世の中すべてにつながる大切さを伝えたいと思います。

保科 その子先生の願いは「自分の理論を多くの人に知ってほしい」「理論に賛同してくれる人の社会的認知」「SONOKOや社員の未来が盤石である礎をつくりたい」でした。それを叶えるため、小さなことにも妥協しませんでした。その子先生の姿勢とものづくりの根幹をこれからも大切にしたいです。

竹内 SONOKOの代弁者の一人として、私の娘と同じような状態の方はもちろん、親御さんやご家族の方のために少しでも力になれたらと思い、銀座店で頑張っています。今は主に金土日に在店していますので、私でよければ気軽にお声がけください。もちろん化粧品のことも喜んでご案内します。

瀧本 激動の世の中にあって、私たちには幸せなことにSONOKOが残されています。守りと攻勢の両輪を大切に、いかに皆様のよき未来へつなぐかが私たちの課題であり使命だと考えています。